3学期はベトナムの料理です。1回目は事前学習をしました。
国土が南北に長いベトナムは、北部は亜熱帯で南部は熱帯気候で、雨期があるため植物がよく茂り、植物の種類が豊富な事や1000年にわたる中国文化と約100年間のフランス植民地時代の文化が人々の暮らしの中で混ぜ合わされていることなどを知りました。
ホン川やメコン川沿いには広大な農地が広がり、労働人口の約7割が農業に従事者しています。
お米が年に2~3回とれるため、ご飯のほかに米粉で作った麺やライスペーペーなどもベトナム料理にとてもよくつかわれます。
先日ホーチミン市を訪ねたスタッフからは、ベトナム戦争の間、アメリカ軍に抵抗するため、アリの巣のようなトンネルを地下に掘り、そこで人々が生活していた様子の話を聞いたり、現在の人々の暮らしの画像を見ながら学習しました。
2回目に調理実習を行い「フォー(スープに米粉の麺を入れたもの)」と「ゴイクン(生春巻き)」をつくりました。
最初にパクチー(コリアンダー)やニンジン、ニラなどの野菜を切ります。
生春巻きはライスペーパーを水にくぐらせ、野菜やエビなどを包んでくるりとまきます。
「あっ!やぶれた!」
野菜の入れすぎに要注意。ヌクチャムと呼ばれるタレもニョクマム(魚醤)、にんにく、唐辛子、レモンなどを混ぜて作りました。
フォーのスープは鶏肉、土しょうが、八角、コリアンダーの種、シナモンなどを鍋に入れてコトコトと炊き、ニョクマムで仕上げるとエスニックな香りのおいしいスープが出来上がりました。
「これで家でもフォーが作れるわ。」と嬉しそうなSくん。
美味しそうなフォーと生春巻きの出来上がり!
パクチー, レモン、唐辛子などはベトナム流で、好みに合わせてそれぞれで加えました。
今回もみんなでテーブルを囲み、感想を言いながらおいしくいただきました。